Seedance 2.5 の機能はテキストから動画を生成することだけではありません。Krea ではさらに4つのワークフローが使えます。安価な480pのプレビューをそのままフル1080pのレンダリングにできるドラフトモード、クリップを続きまで伸ばす延長、動画のアスペクト比を変えるリフレーム、そしてテキスト指示で既存クリップの一部を変更する動画編集です。このガイドでは、それぞれの仕組み、コスト、使いどころを説明します。
最初に訂正があります。当社のローンチ前の記事を含め、初期の報道では Seedance 2.5 はネイティブ4Kで出力するとされていました。これは誤りです。Seedance 2.5 のレンダリング解像度は480p、720p、1080pです。4Kにするには、以下で説明するとおり1080pでレンダリングしてからアップスケールします。
要点
- ドラフトモードは、480pの料金で高速な480pプレビューをレンダリングします。仕上がりに満足したら、最終パスで同じクリップを1080pで再生成します。
- 延長は既存のクリップを続けます。出力は元の動画のアスペクト比を維持します。
- リフレームは動画を新しいアスペクト比になるようパディングし、空いた領域を Seedance が埋めます。
- 編集は入力動画に従います。プロンプトが編集として解釈される場合、出力の長さとアスペクト比は元動画と一致します。
- ネイティブ解像度の上限は1080pです。4Kで納品するには、1080pのレンダリングを Krea の動画アップスケーラーでアップスケールします。
Seedance 2.5 でドラフトモードを試す
ショットを480pでプレビューし、採用するものを1080pでレンダリング。すべて Krea Video で完結します。
Seedance 2.5 を開くドラフトモード:480pでプレビューし、1080pで仕上げる
長尺の Seedance 2.5 のテイクは、失敗するとコストが大きくなります。1080pの30秒クリップでは、およそ12,600コンピュートユニット(CU)を消費します。カメラワークやビートのタイミングがずれていたら、使わないレンダリングに料金を払うことになります。
ドラフトモードはそれを防ぐための機能です。ドラフトをオンにすると、Seedance 2.5 はプロンプトの480p版を高速にレンダリングし、480pの料金(1秒あたり約76CU)で課金されます。失敗しやすい部分、つまり構成、動き、タイミング、カットのつながり、アクションの伝わり方を確認してから、先に進むかどうかを決められます。
ドラフトがうまくいったら、プロモートします。最終パスはゼロからやり直すわけではありません。ドラフトのプロンプト、リファレンス、シード、長さ、アスペクト比、オーディオ設定を使って、同じタスクを1080pで再生成します。新しいランダムなテイクではなく、承認したものの高解像度版が得られます。
知っておくべきこと:
- **最終パスは常に1080pです。**2回目のパスで受け付ける解像度はこれだけで、1080pの料金(1秒あたり約421CU)で課金されます。
- **ドラフトは7日で期限切れになります。**その後はプロモートのオプションが表示されなくなり、再度生成する必要があります。
- **ドラフトがオンの間は、選択した解像度は無視されます。**ドラフトは常に480pです。
ドラフトモードで節約できる額
5秒のドラフトは約380CUで、5秒の1080pレンダリングは約2,100CUです。30秒のクリップなら、約2,300CUに対して約12,600CUです。動きを決めるのに3回かかる場合、先にドラフトで試せば、1080pの料金を3回ではなく1回だけ払えば済みます。
10秒を超えるクリップ、マルチショットのタイムライン、複雑なカメラワークにはドラフトモードを使いましょう。720pでそのままレンダリングできる4秒の商品スピンなら、使う価値はありません。
ドラフト、720p、1080pの比較:実際のテスト
ドラフトから実際に何がわかるのかを確かめるため、2026年10月に Krea で5秒の商品プロンプトを3通りで実行しました。480pのドラフト、720pのフルレンダリング、1080pのフルレンダリングです。3つとも同じプロンプトと同じシード(777)、16:9、リファレンスなしです。
Macro product shot, 100mm. A faceted glass perfume bottle filled with amber liquid stands on a wet black stone plinth, water droplets running down the glass. A thin ring of white light sweeps across the bottle from left to right as the camera orbits 90 degrees around it at a steady, controlled pace. Crisp studio lighting, deep black background. Audio: low ambient hum, a single water drip, a clean chime as the light ring passes.
| バージョン | 出力サイズ | レンダリング時間 | コンピュートユニット |
|---|---|---|---|
| ドラフト(480p) | 854×480 | 1分10秒 | ~380 |
| 720p | 1280×720 | 2分24秒 | 856 |
| 1080p | 1920×1080 | 4分30秒 | ~2,106 |
レンダリング時間は、Krea でジョブを送信してから完了するまでをそれぞれ1回ずつ計測したものです。ベンチマークではなく目安としてご覧ください。
**ドラフトでわかったこと。**3つのバージョンはいずれも同じ構図でした。濡れた石の上に置かれたボトルの下半分をタイトなマクロで捉え、ボトルの上部はフレームの外です。「macro, 100mm」という指定が、意図したよりも強く切り取られていました。この問題は、480pのドラフトでも1080pのレンダリングと同じようにはっきり確認できます。しかも必要なクレジットは5分の1未満、時間は1080pのレンダリングの約4分の1でした。これがドラフトの役割です。フルプライスを払う前に、構図、ライティング、コンポジションのミスを見つけられます。指示したオービット(周回)の動きはどの解像度でも控えめで、これもドラフトでわかります。
**できなかったこと。**同じシードでも、解像度ごとに同一のショットにはなりませんでした。水滴、ファセット、液体のトーンは3つのクリップで異なります。そのため、気に入ったテイクを残す方法として、ドラフトのプロンプトとシードを高い解像度で再実行するのは確実ではありません。Krea Video アプリでは、代わりにドラフトをプロモートしてください。プロモートでは、新しい生成を始めるのではなく、そのドラフトのタスクを1080pで再レンダリングします。(今回のテストでは、3つのバージョンを API 経由で別々のジョブとして実行したため、結果が異なっています。)
**修正して、もう一度ドラフト。**このショットなら、1080pのクレジットを使う前に、「full bottle in frame, product centered, 85mm」のように広めの指示で2回目のドラフトを作るのが次のステップです。
延長:クリップを続ける
延長は、既存の動画をそのまま続けます。次に起こることを書くと、Seedance 2.5 が元の動画と同じライティング、キャラクター、カメラ表現で続きを生成します。
プロンプトの書き方:
- 延長として扱われるよう「extend」または「continue」という語を使います。例:「Extend @Video1 by 10 seconds.」
- 新規クリップと同じように、新しいビートを時間範囲つきで書きます。例:「1–5s: the camera pushes in toward the coffee bean until the frame goes black.」
- 後ろ向きに延長して、クリップの前にリードインを追加することもできます。「Extend backward 10s…」
出力は元の動画のアスペクト比を維持します。元の動画が添付されるため、ジョブには入力秒数と出力秒数の合計が、より低いリファレンス動画の料金レートで課金されます。Krea では、実際に納品された長さに基づいて課金されます。
リフレーム:トリミングせずにアスペクト比を変える
リフレームは、Krea の Premiere Pro、After Effects、DaVinci Resolve 用プラグインと Krea API で利用できます。
リフレームを使えば、被写体を切り取ることなく、16:9のクリップをリール向けの9:16にしたり、正方形を21:9のウルトラワイドにしたりできます。Krea は元の動画をターゲットのアスペクト比になるよう単色のバーでパディングし、Seedance 2.5 にそこを一致するコンテンツで埋めさせます。元のフレームはそのまま残り、モデルがその周囲にシーンを広げます。
リフレームは、空、壁、風景、スタジオの背景など、フレームの端がシンプルで連続している場合に最も効果的です。フレームの外に伸びる手のように、重要なものが端をまたぐ場合は、結果をよく確認してください。
Seedance 2.5 は6種類のアスペクト比に対応しています。16:9、4:3、1:1、3:4、9:16、21:9です。
編集:テキストで動画の一部を変更する
動画をリファレンスとして添付し、変更内容を説明します。「Replace the product in @Video1 with @Image1」「Remove the text from this video」「Change only the jacket to red」などです。Seedance 2.5 はこれを編集として認識します。
編集では、**出力の長さとアスペクト比は入力動画に従います。**設定した長さや比率は、エラーにはならず無視されます。9秒の元動画からは、9秒の編集結果が得られます。Krea が自動で処理するため、コントロールはそのままで構いません。
きれいに編集するためのヒント:
- 明確な指示を使います。「Edit @Video1 to…」に「change only the character」のような制約を加えます。会話調の指示や英語以外の指示も認識されます。
- 変更する内容だけでなく、カメラ、ライティング、背景など、変えない部分も伝えます。
- リファレンス動画は1本あたり2〜30秒で、すべてのリファレンス動画の合計は30秒までです。
解像度:480p、720p、1080p、そして4Kにする方法
| 解像度 | 1秒あたりのおおよそのCU | 5秒クリップ | 30秒クリップ |
|---|---|---|---|
| 480p(およびドラフト) | ~76 | ~380 | ~2,280 |
| 720p(デフォルト) | ~171 | 856 | ~5,140 |
| 1080p | ~421 | ~2,110 | ~12,640 |
これらはリファレンス動画なしで生成した場合の数値です。リファレンス動画ありのジョブでは、入力と出力の秒数に対して、より低い1秒あたりのレートで課金されます。正確なコストは、生成前に Krea が表示します。
実践的なワークフロー:
- **480pまたはドラフトモードで探る。**動きと構成を低コストで試行錯誤します。
- **SNS向けには720pを選ぶ。**デフォルトで、スマートフォンでも十分に通用します。
- **クライアント案件や広告には1080pでレンダリングする。**ドラフトをプロモートすれば、そのまま到達できます。
- **4Kにはアップスケールする。**1080pのレンダリングを Krea の動画アップスケーラー に通して、4Kで納品します。
モデルからネイティブ4Kを直接出力したい場合は、Veo 3.1 など4Kでレンダリングできるモデルを選んでください。このトレードオフについては Seedance 2.5 と Veo 3.1 の比較 で取り上げています。なお、この比較は Seedance 2.5 が Krea で1080pに対応する前に書かれたものです。
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- Seedance 2.5 はローカルで実行できる?
- Seedance 2.5 API アクセス:ガイドとコード例
よくある質問
Seedance 2.5 のドラフトモードとは?
ドラフトは最終レンダリングと同じ見た目になりますか?
Seedance 2.5 は4K動画を生成できますか?
Seedance 2.5 で既存の動画を編集できますか?
Seedance 2.5 で動画を延長するには?
Seedance 2.5 のリフレームはどう動作しますか?
ドラフト、延長、リフレームをひとつの場所で
Seedance 2.5 と Krea の動画アップスケーラーは同じワークスペースで動作し、最初のドラフトから4K納品までをカバーします。
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