KreaのSeedance 2.5は動画の秒数に応じて課金され、1秒あたりの料金は解像度によって決まります。5秒のクリップは、720pで856コンピュートユニット(CU)、480pで約380 CU、1080pで約2,106 CUです。30秒のテイクをフルで生成すると、480pで約2,282 CU、1080pで約12,636 CUになります。動画リファレンスは1秒あたりの料金が低く設定されていますが、出力の長さに加えてリファレンス素材の長さも課金対象です。ドラフトモードは480pの料金で課金されます。
以下では、料金表の全体、その算出ルール、完成クリップ1本あたりのコストを抑える方法を紹介します。
要点
- コスト=秒数×解像度ごとのレート。 動画リファレンスを使わないクリップの料金は、解像度と長さの2つだけで決まります。
- 720pは1秒あたり約171 CU。 5秒のクリップで856 CU、30秒のクリップで約5,136 CUです。
- 1080pは720pの約2.5倍、480pは720pの半分を大きく下回ります。
- 動画リファレンスは1秒あたりの料金が安いものの、リファレンス素材の秒数も出力の秒数と合わせて数えられます。
- ドラフトモードは480pのレートで課金されるため、ショットの確認はフル品質のテイクよりはるかに安く済みます。
- Seedance 2.5はSeedance 2.0より安いです。Krea上で480pと720pの同じ設定で比べた場合です。
Seedance 2.5の課金のしくみ
Seedance 2.5はKreaのProプラン以上で利用でき、生成するたびにプランのコンピュートユニットを消費します。月間の割り当て量とプラン料金はKreaの料金ページで確認できます。プランごとの利用条件については、Seedance 2.5は無料で使える?でも触れています。
標準的なクリップ(テキストから動画、画像から動画、画像・音声リファレンス)の料金を決めるのは、次の2つの設定です。
- 解像度: 480p、720p、1080p
- 長さ: 4〜30秒の整数秒
アスペクト比(16:9、4:3、1:1、3:4、9:16、21:9)、画像リファレンス、音声リファレンス、開始フレームと終了フレームは、1秒あたりのレートに影響しません。ネイティブ音声は常に生成され、追加料金はかかりません。
クリップ1本あたりのSeedance 2.5のコスト
以下の数値はおおよその値で、CU単位に丸めています。動画リファレンスなしの場合です。正確な数値は、Kreaの生成ボタンで設定ごとに確認できます。
| 長さ | 480p(約76 CU/秒) | 720p(約171 CU/秒) | 1080p(約421 CU/秒) |
|---|---|---|---|
| 5秒 | 約380 CU | 856 CU | 約2,106 CU |
| 10秒 | 約761 CU | 約1,712 CU | 約4,212 CU |
| 15秒 | 約1,141 CU | 約2,568 CU | 約6,318 CU |
| 30秒 | 約2,282 CU | 約5,136 CU | 約12,636 CU |
コストは長さに比例します。同じ解像度なら、30秒のテイクは5秒のテイクの6倍かかるため、その長さの連続ショットが本当に必要な場合にだけ意味があります。複数のショットで長い作品をつくるなら、各ビートを必要な長さで個別に生成したほうが安くなることが多いです。
実際にかかったコスト:1つのプロンプトを3つの設定で
料金表が実際にどうなるかを確かめるため、5秒の商品プロンプトを2026年10月にKreaのSeedance 2.5で3回実行しました。480pのドラフト、720p、1080pです。シードは同じで、リファレンスは使っていません。
Macro product shot, 100mm. A faceted glass perfume bottle filled with amber liquid stands on a wet black stone plinth, water droplets running down the glass. A thin ring of white light sweeps across the bottle from left to right as the camera orbits 90 degrees around it at a steady, controlled pace. Crisp studio lighting, deep black background. Audio: low ambient hum, a single water drip, a clean chime as the light ring passes.
| 設定 | 出力 | コスト | レンダリング時間(ジョブ送信から完了まで) |
|---|---|---|---|
| ドラフト(480p) | 854×480、5秒 | 約380 CU | 1分10秒 |
| 720p | 1280×720、5秒 | 856 CU | 2分24秒 |
| 1080p | 1920×1080、5秒 | 約2,106 CU | 4分30秒 |
気づいた点が3つあります。
- ドラフトで本当の問題が見つかった。 3本とも同じ構図になりました。ボトルの下半分に寄ったタイトなマクロで、上部がフレームから切れています。この切り取りは解像度ではなく、「macro, 100mm」という指定が原因でした。ドラフトなら、720pの約44%、1080pの約18%のコストで、半分未満の時間でそれが確認できました。
- 1080pは720pの約2.5倍のコストで、時間もほぼ2倍かかった。 精細ではあるものの、今回の実行ではプロンプトの不備は何も解消されませんでした。1080pは納品用のテイクにだけ使いましょう。
- 同じシードでも、解像度が変わると同じショットにはならない。 水滴、カット面、液体の色味は実行ごとに変わりました。気に入ったドラフトを残したいなら、プロンプトを高解像度で再実行せず、Krea Videoでそのドラフトを確定させてください。
いずれも単発の実行で、ベンチマークではありません。レンダリング時間は負荷によって変わり、生成結果も毎回異なります。
実際の実行から見る予算の例
2026年10月のテストで、720pかつ動画リファレンスなしで生成した他のクリップのコストは次のとおりです。
| クリップ | 長さ | おおよそのコスト |
|---|---|---|
| 話しているショット(市場の売り手がセリフを1つ話す) | 8秒 | 約1,370 CU |
| スケートボードのトリックショット | 8秒 | 約1,370 CU |
| カットなしの3ビート・サイクリングのワンテイク | 20秒 | 約3,424 CU |
注目したいのは20秒のワンテイクです。同じ内容を8秒のクリップ3本で作ると約4,110 CUかかり、そのうえ2か所のカットをごまかす必要があります。シーケンスが本当に連続している必要があるなら、長い1テイクのほうが安上がりです。そうでなければ、必要な長さにぴったり合わせた短いクリップのほうが安く済みます。
動画リファレンスの課金
既存のクリップの延長、リフレーム、編集、あるいはモーションのコピーなどのためにリファレンス動画を1本以上追加すると、Seedance 2.5は別の課金ルールに切り替わります。リファレンス素材の秒数が出力の秒数と合わせて数えられ、1秒あたりのレートは低くなります。
| 解像度 | 1秒あたりのおおよそのコスト(入力+出力) |
|---|---|
| 480p | 約45.5 CU |
| 720p | 約102.4 CU |
| 1080p | 約252 CU |
例: 720pで10秒を出力し、5秒のリファレンスクリップを使う場合、約15秒×102.4≒1,536 CUが課金されます。動画リファレンスなしの同じ10秒クリップは約1,712 CUです。
動画リファレンスを使うジョブでは、生成前にKreaが表示する料金は見積もりです。最終的な請求額は、ジョブの完了後にプロバイダーが報告した使用量に基づいて精算されます。画像リファレンスと音声リファレンスがレートを変えることはありません。
ドラフトモード:ショットを最安で試す方法
ドラフトモードはプロンプトの高速な480pプレビューを生成し、選択している解像度にかかわらず480pのレートで課金されます。ドラフトの出来が良ければ、Kreaが同じタスクをフル品質で再生成するため、高いレートを払うのは確認済みのショットだけで済みます。
10秒のショットなら、次のようになります。
| ステップ | おおよそのコスト |
|---|---|
| 480pドラフト | 約761 CU |
| 1080pの最終版 | 約4,212 CU |
| 合計 | 約4,973 CU |
1080pのテイクを却下すると約4,212 CUが無駄になります。そのため、ドラフトの段階で1つでも不出来なプロンプトを見つけられれば、ドラフト代の何倍も元が取れます。ワークフロー全体はSeedance 2.5のドラフトモード、延長、リフレームで解説しています。
Seedance 2.5とSeedance 2.0の料金比較
480pと720pの同じ設定で比べると、標準ジョブでも動画リファレンスジョブでも、KreaではSeedance 2.5のほうがSeedance 2.0より安くなります。1080pは別の、より高い料金区分で課金されるため、コストはKreaの生成パネルで比較してください。Seedance 2.5は、より長いテイク(最大30秒)、より多くのリファレンス(最大50)、ドラフトモードにも対応しています。品質の違いを詳しく知りたい方は、Seedance 2.5 vs Seedance 2.0をご覧ください。
他のモデルとSeedance 2.5を比較する場合は、Seedance 2.5 vs MiniMax H3とSeedance 2.5 vs Wan 3.0で、制限とコストを並べて確認できます。
Seedance 2.5のAPI料金
Seedance 2.5は、Krea APIのvideo/bytedance/seedance-2-5エンドポイントからも利用できます。API利用は出力の秒数に応じて課金され、レートは解像度で決まります。構造は上の料金表と同じです。最新のAPIレートはKreaの料金ページにあります。Seedance 2.5 APIガイドでは、リクエストパラメータとコード例を紹介しています。480pのレートで課金されるdraftフラグも扱っています。
完成クリップ1本あたりのコストを抑えるには
- まずドラフト。 480pで課金されるので、出来の悪いプロンプトを安く見つけられます。
- 必要な秒数だけ生成する。 コストは長さに比例します。
- 試行錯誤は480pか720pで。 1080pは納品用のテイクだけにしましょう。
- 具体的なプロンプトを書く。 被写体、動き、カメラワーク、ライティング、サウンドを指定します。構成はSeedance 2.5プロンプトガイドで紹介しています。
- ラフなアイデアは安価なモデルで固め、仕上げをSeedance 2.5で行います。
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